今回私がご案内するのが、
MONT-BLANC(モンブラン)自由が丘店
モンブランは自由が丘駅正面口を出て横断歩道を渡り、右手に商店街をすすむこと3分。左手にあります。
日本のモンブラン発祥の地なんですよ。
私はたまの、お遣い物でモンブランを使うことが多いのですが意外と知らないお店とケーキの歴史をご紹介。
前回ご紹介した記事がこちら
(モンブランホームページより)
創業1933年(昭和8年)当時まだ珍しかった洋菓子を作り始めてからこの自由が丘の街と共に歩んで参りました。初代社長は、キリスト教の信者だったということもあって、上智大学のスイス人の神父さんとも交流を持っていました。。その、神父さんと一緒にヨーロッパを旅してまわったそうです。
そのときに、山登りが好きだった初代社長は、シャモニーというモンブラン登山口ふもとの街でヨーロッパ最高峰の山(モンブラン)を見て、その山に大変惹かれるものがあったそうです。
それで、「ぜひ、自分のお店にモンブランという名前をつけたい!」ということで、シャモニー市の市長さんに会いに行き許可を頂きました。
さらに、シャモニーには“ホテルモンブラン”というホテルもあるのですが、そのホテルの社長さんにも直接会って許可をいただいてきたんです。そのときいただいた許可証を日本に持って帰ってきて、商標登録を取りました。
そして、ついに店名を“モンブラン”としたそうです。
日本第一号!モンブラン!!
―生まれは、昭和初期の日本・自由が丘―
そもそも、モンブランで初めて作られたモンブランの形には、ちゃんと意味があるんですよ!!
『モンブランの山肌と万年雪を表現しているんです。』
『おだまきで絞った栗のクリームがモンブランの山肌を。
てっぺんに乗っかった白いメレンゲが万年雪を。』表現しているんですよ~。
もともとは、モンブランっていうデザートとして、フランスのレストランやホテルで出されていたそうで中世からあったデザートなんですよ。現在の形とは少し違いますがメレンゲの上にマロンのクリームを盛り付けたようなデザートだったようです。
それにヒントを得てお持ち帰りできるようにしたのが、
モンブランという、ケーキの始まりなんですよ。
そして、そのお持ち帰りが出来るモンブランを・・・日本で!初めて!!
販売しはじめたのが、自由が丘モンブラン店なんです。
その誕生秘話は・・・?
お持ち帰りできるように、どのような形でカステラを入れようかっていうことや、日本の皆様に食べていただきたいケーキだったので、フランスやイタリア産の栗は使わずに、国産の栗を使うことを考えて・・・構想を練りました。
高級なイメージのある栗をどのように洋菓子に取り入れるかということも考えたようです。』
そうして、初代社長が考え出した形は『土台のカステラの中をくりぬいて、そこに
バニラクリームと甘露煮にした栗が丸ごと1個入っています。その上にバタークリームがあって。
生クリームがきて。おだまきで絞った栗のクリームに白いメレンゲがのってこうしてモンブランの形ができたんです。
ぱっと見た感じ、栗のクリームの下から白いバタークリームが見えているのが、
こぎれいなように見えないかもしれませんが、この加減が、うちのモンブランなんですよ。』
モンブランでは、今も、創業当時のままの形で、レシピで作り続けています。
と言うことで
食べてみよう!
下の層はしっとりとしたカステラ生地に濃厚なカスタードクリーム、栗の甘露煮が丸ごと1粒ゴッロと入っています。その上に甘すぎない生クリーム、コクのあるバタークリームが重なり、トップの香り高いマロンクリームを支えています。ふわっ、とろっ、サクッと、味覚も食感も香りいいですね。なんとも、歴史を感じる懐かしい味です。僕は案外洗練された懐かしい味が好きです!一回食べれば洗練の意味が分かってもらえると思いまーす!
モンブランと紅茶で午後のひとときをオススメします。
おすすめ度
モンブラン自由が丘店のホームページ