薄毛・抜け毛に強い関わりを持つ乱れた食生活
現代人に多い『乱れた食生活』が脱毛症を引き起こす
乱れた食生活というのは、規則正しくない食事、あるいは、偏った食事のことを指します。
お肉や甘いものが大好きだからと言って、野菜もとらずにそればかりを食べていたのでは、栄養バランスが偏ってしまいます。
お肉や甘いものは、高カロリーである上に、脂肪分が豊富に含まれています。
高カロリー高脂肪の食事を繰り返していると、血中にコレステロールや脂肪分の割合がどんどん増えていき、血液がドロドロになっていきます。
これが、脱毛症の原因となるのです。
髪の毛は毛根で生まれ、毛穴の外へと伸びていきます。
毛根では毛母細胞が毛乳頭から栄養をもらい、活発に活動しています。
毛乳頭にはたくさんの毛細血管がはりめぐらされているのですが、血液がドロドロになってしまうと、毛乳頭の毛細血管に栄養分が行かなくなってしまいます。
栄養をもらえなくなってしまった毛母細胞は、活動が弱まり、やがては活動を止めてしまうのです。
脂肪分の多い食事には要注意!
また、脂肪分の多い食事を続けていると、皮脂が過剰に分泌され、毛穴にダメージを与えてしまいます。
皮脂というのは、頭皮を守るために適量分泌されているのですが、体が異常を訴えていると過剰に分泌されてしまうことがあります。
過剰に分泌された皮脂は、頭皮や毛穴を覆い毛根の呼吸孔を塞いでしまいます。しまいには皮脂を酸化して頭皮を炎症させ、毛根は活動できなくなります。
薄毛・抜け毛を食い止める方法は?
これらの悪循環を食い止めるには、正しい食事を心がけることが大切です。
食事は、5大栄養素と言われている炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・無機質をバランス良く摂取するのが一番です。
特に、ビタミンは毛細血管の流れを改善する働きがありますので、意識的にとることをおすすめします。
また、1日3度、朝・昼・晩と規則正しい食事をとることも、体に負担をかけない重要な方法です。
薄毛・抜け毛を誘発しないように、意識してバランス良い食事が出来るよう心がけましょう。
食生活で皮脂の分泌量が変わる!
まずはバランスの良い食事から
健康な頭皮や髪の毛を作るためには、健康的な食生活を心掛けることが大切です。
健康的な髪の毛を作るには、まず必要な栄養素を補給することと、その栄養素を毛根へ送るためのエネルギーや血行促進を心掛けることが大切です。
健康的な髪の毛を作るために主に必要と言われている栄養素は、ビタミン、タンパク質、亜鉛です。
しかし、これらの成分だけを沢山補給しても、毛根までスムーズに行き届けることはできません。
血行促進を促すためには、体全体を健康な状態に保つことも大切です。
ミネラルやカルシウム、アミノ酸などのあらゆる栄養素をバランス良く摂取し、そして適量を食べることを心がけましょう。
脂質の多い食事はなるべく避けように
健康的な食生活には、バランスの良い食事に加え、1日3食、適切な時間に食べることも大切です。
男性ですと、やはりお肉や揚げ物、ラーメンなどの食事を好む方も多いでしょう。
また、お仕事が忙しい方は、夜中にビールなどと一緒に高カロリーな食事をし、そのままシャワーを浴びずに寝てしまう、などという方もいらっしゃるでしょう。
これは、頭皮にとって非常に良くない事です。
頭皮から分泌される皮脂の量は、食べる食事の内容によってその分泌量が大きく変わってきます。
揚げ物やラーメンなどの脂質が多い食事ばかりをしていると、当然、頭皮から分泌される皮脂の量も多くなります。
頭皮の事を気遣うのであれば、夜の早い時間帯に食べること、そして、サラダやお魚料理などを中心に摂取しましょう。
お魚は、髪の毛の主成分であるタンパク質を豊富に含みます。
納豆や豆腐などの大豆製品もおすすめです。