薄毛・抜け毛に強い関わりを持つストレス
ストレスは、男性ホルモンの分泌と深い関係があります。
強いストレスを感じた体は、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が活発に働くようになります。
体は交感神経と副交感神経のバランスによって正常な状態を保っていますので、ストレスを感じている体は神経系のバランスを崩し、体内のあらゆる部位に異常を引き起こします。
このようなストレス状態を回避するため、男性ホルモンが分泌するのです。
男性ホルモンが分泌すると、皮脂も過剰に分泌されるようになります。
この2つの分泌が、様々な脱毛症を引き起こす原因と言われています。
脱毛ホルモン『DHT』とストレス
ストレスを感じて過剰に分泌された男性ホルモンと皮脂は、脱毛ホルモンと言われるDHT(di-hydro testosterone)を生成します。
DHTは、皮脂の中に存在している5-αリダクターゼという酵素が、男性ホルモンであるテストステロンを変化させることにより生成されます。
DHTは、毛乳頭にある受容体に結合し、毛母細胞の働きを抑制してしまうため、ヘアサイクルの中の成長期が一気に短くなってしまいます。
また、成長期だけでなく、休止期から成長期へ変化する力も弱くなりますので、休止期が延びたり、成長期が訪れなかったりすることで、脱毛症となってしまうのです。
ストレスを溜めない為には
ストレスを感じる生活は、現代社会のあらゆるところで溢れています。
毎日夜遅くまで働き、夜中に高カロリーな食事とビールを飲んで寝る、という生活を繰り返していれば、不規則な上にストレスフルな毎日ですね。
また、連日会社と家を行ったり来たりするだけの生活で、全く運動をしない生活も、ストレスが溜まりやすいと言われています。
そんなにストレスを溜めている感じではないけれど、何だか少しずつ体重が増えてきている、なんていうことはありませんか?
これは、消化しきれずに残ってしまい、行き場のない脂肪分が体内に滞っている証拠です。
このように、毎日の生活に追われて、自分の体と向き合う事を忘れている人ほど、脱毛症の原因を作りやすい状態にあります。
余計なストレスを溜めないためには、自分が『楽しい!』と思える息抜きの方法を見つけたり、軽い運動を毎日の生活に取り入れたりすることが大切です。
頭皮の環境が及ぼす悪影響
皮脂を野放しにしたまま寝ると、毛穴に皮脂が詰まって酸化し、肌の痒みだけでなく、毛穴が弱り、薄毛や抜け毛を引き起こしてしまいます。手遅れになる前に、薄毛や抜け毛の原因となる生活を根絶することが大切です。
【頭皮の血流と、皮脂の分泌バランス】
頭皮もストレスを感じてしまうものなんです。
健康な髪の毛を生やすためには、頭皮の健康状態を維持することが大切です。
頭皮の内側には数えきれない程の毛細血管がはりめぐらされています。
頭皮は、これらの毛細血管から十分な栄養や水分を補給したり、余計な老廃物を排出したりしながら健康状態を保つ働きがあります。
しかし、血流が乱れてしまうと、本当はあってはならない老廃物が頭皮や毛穴に滞ってしまい、ストレス状態ができてしまうのです。
ストレスが溜まった頭皮は、老廃物が邪魔をして、十分な水分が補給できない状態になっています。
皮膚の表面は水分と油分のほど良いバランスを保った皮脂膜によって頭皮が守られていますので、水分が足りなくなった頭皮を守ろうとする働きが生まれ、余計な油分を分泌してしまいます。
水分と油分がバランス良く混ざり合った健康的な皮脂膜が失われると、外界からの刺激から頭皮を守ることが出来ません。
例えば、ちょっとした太陽の光や温度差、風や雨などからも守ることができず、日常生活を送っているだけで頭皮がヒリヒリしたり、赤くなってしまったりする危険性があるのです。
また、頭皮が危険にさらされていると、その危険から体を守ろうとして、男性ホルモンが過剰に分泌されてしまうこともあります。
過剰な男性ホルモンの分泌は、脂の分泌をより活性化させてしまうだけでなく、毛の成長期を短くしてしまう原因となり、AGA(Andro Genetic Alopecia)が引き起こりやすくなります。
頭皮の血行を促進させるには?
頭皮に触れると痛い、なんだか頭皮が硬い気がするという方は、まず頭皮マッサージを行って血行を促進させることをおすすめします。
頭皮環境に最適な男性・女性・子供におススメシャンプー&トリートメント
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